子どもの頃クリスマスが近くなると、枕元に靴下をぶら下げておいたという人は多いのではないでしょうか。
小さな靴下だとプレゼントが入らないかもしれないなんて心配もしましたよね。
そもそも何で靴下の中にプレゼントを入れるようになったのでしょうか。
はじまりにはどんなエピソードがあるのでしょうか。
そんなわけで、靴下の中にプレゼントを入れる理由やそのはじまりについて気になりませんか。
そこで今回は「なぜクリスマスプレゼントを靴下の中に入れるの?どんなはじまりがある?」についてご紹介します。
なぜ靴下の中にプレゼントを入れるようになったのか
クリスマスプレゼントを靴下の中に入れるようになったのは、なぜなのでしょうか。
そこにはサンタクロースのモデルになったとされる人が大きく関わっているみたいですよ。
どんな人物がサンタクロースのモデルになったのか、とても気になりますよね。
サンタクロースのモデルとは?
サンタクロースにはモデルになった人物がいるそうですよ。
その人はキリスト教の司教・聖ニコラウスというそうです。
財産家で裕福な家庭に育ったそうで、とても賢い青年だったといわれているようです。
両親の死後、莫大な遺産を相続した聖ニコラウスは貧しい人々のためにお金を使ったそうですよ。
彼は人々のために、生涯惜しみない愛を注いだことでも広く知られているそうです。
サンタクロースは白いおひげと大きなお腹が特徴的だと思っていました。
モデルは今のサンタクロースのイメージとは遠くかけ離れているような気がしますね。
外見のイメージは違いますが、優しくて温かい心の持ち主であることはうなずけます。
靴下にプレゼントを入れたはじまりとされる話
貧しい家に娘が3人おりました。
貧しくて生活ができず嫁入りに必要なお金が用意できないので、長女を売りに出すことになりました。
それを知った聖ニコラウスが煙突からお金を投げ入れたそうです。
そのお金がたまたま暖炉に干してあった靴下の中に入っていました。
次女・三女の嫁入りのお金も煙突からの恵みによって救われたのです。
三女のとき、父親が煙突にお金が投げ入れられたあとを追いかけました。
見つかった聖ニコラウスは決して誰にも話さないようにと誓わせたということです。
聖ニコラウスのおかげで3人の娘は売りに出されず無事にお嫁に行くことができたというお話だそうです。
靴下の中にたまたまお金が入ったという話から、靴下をぶら下げておくとサンタクロースがプレゼントを入れてくれるという習慣が生まれたみたいです。
その話がオランダに伝わり、聖ニコラウスという名前がだんだんと訛り変化し、サンタクロースと呼ばれるようになったそうですよ。
たまたま暖炉に靴下を干していたのは分かりますが、煙突から投げたお金が靴下の中に入るなんて、ものすごい奇跡ですよね。
今まで靴下をぶら下げておくことがサンタさんへの目印になっているのだと思っていましたが、こんなに素敵な伝説があったとは驚きましたね。
その伝説が今まで受け継がれてきたサンタクロースの靴下のはじまりだったのですね。
ぜひ子どもたちにも受け継いでいきたい心温まるお話ですよね。
靴下の中にサンタクロースがプレゼントを入れる?
朝起きると枕元や靴下の中にあるプレゼントを見つけて大喜びしましたよね。
自分のところにもちゃんとサンタさんが来てくれたのだととても嬉しかったのを今でも覚えている人も多いことでしょう。
しかし、サンタクロースの姿を見たことがある人はいますか?
大人になるとあれはお父さんやお母さんがプレゼントを用意してくれたのだから、本当はいるわけがないなんて思うでしょうが・・・。
サンタクロースは人々の前に姿を現してはいけないということだそうですよ。
これは聖ニコラウスのキリスト教の教えを守っていることがカギになっているようです。
たとえ良いことをしても、それをやったのが自分であると名乗り出たり、見返りを求めたりしてはいけないという教えがあるそうです。
キリスト教の教えを守っているため、サンタクロースはみんなの前に姿を見せることなくこっそりとプレゼントを置いていくのだそうです。
たしかにサンタクロースは子どもたちの笑顔を見られるだけで十分だといいますもんね。
1年間、子どもたちが良い子にしているか見守ってくれるサンタクロース。
毎年こっそりプレゼントを置いていってくれる優しい気持ち。
みんなの笑顔のために頑張れることは、本当に尊敬してしまいますね。
自分のことよりも人の幸せのために生きた聖ニコラウスがサンタクロースのモデルと呼ばれた理由に深く納得できますよね。
サンタクロースのモデルになった人物も靴下にプレゼントを入れるようになったお話もとても素敵でしたね。
決して私たちの前には姿を見せてくれないけれど、小さい頃からサンタクロースの存在は大きいですよね。
この伝説を知ると今まで以上にクリスマスに靴下をぶら下げておくことへの理解が深まり、よりクリスマスが楽しみになることでしょう。
ちなみに、クリスマスについては他にも記事がありますので、詳しくはこちらをクリックしてくださいね。