今回も、うつ病で悩まれているあなたのために、同じく現or元うつ病患者の方の体験談およびぼくの視点をお伝えしていきます。
記事を読んだ後、あなたの人生がよりよくなることを目標に情報発信していきます。
さて、今回の体験談はPさんの体験談なのですが、「パニック障害はうつ病やアルコールによって悪化することもある」ということについてです。
目次
パニック障害はうつ病やアルコールによって悪化することもあるということについてどんな問題があるのかを教えてください
パニック障害というのは、突然過呼吸発作を起こす障害です。
あまりの苦しさに「死んでしまうんじゃないか」と思うほどですが、うつ病などの精神的な症状やアルコールによって、症状が加速する事があります。
パニック障害はうつ病やアルコールによって悪化することもあるということについてあなたはどんな経験をしたのか教えてください
私の場合は元々躁うつ病から始まりました。
精神的に不安定になると、薬箱の中の薬を全部飲んでしまう事もしばしば。
それは自殺願望から来る行動ではなく、ただ、止まらなかったから。
初めてのパニック障害は、旅行中にシャワーを浴びている時でした。
ワインを飲んでシャワーを浴び、その場で過呼吸発作を起こして立てなくなりました。
最初は心臓発作かと思いましたが、20分ほどで治まりました。
その後は度々この症状に悩まされるようになりました。
パニック障害はうつ病やアルコールによって悪化することもあるということについて悩んでいる方にアドバイスをお願いします!1
最初に診察を受けたのは心臓外科。ですが、MRIなどの結果、医師からは「理想的な見事な心臓です」と言われました。
そして、考えられる事として「ストレス」が挙げられ、精神科に行く事になりました。
精神科の医師から症状が現れる時の外的要因を問われると、共通していたのが「閉所」だという事が分かりました。
窓が無い、狭い密室が原因だったようです。
アルコールも症状を誘発してしまうので、暫く控える事にしました。
そして、医師から安定剤を処方して頂きました。
上記のようにアドバイスする根拠を教えてください
5年くらいかかりましたが、慣れてくると自分でコントロールできるようになる感じがありました。
心臓の鼓動が早くなった時には立ち止まり、症状が出る前に呼吸や心臓の動きを落ち着かせるように心掛けました。
急な坂道を自転車で上っている時にも呼吸が乱れ、発作がでる時もありましたが、分かってくると無理をしないで休めるようになるので、自分でコントロールするようになりました。
その一方で、ずっと精神科には通い続け、薬を頂いていました。
はじめは不安で毎日飲んでいた薬も、ストレスを感じている時や疲れている時だけ飲むようになり、次第に薬の量が減っていきました。
パニック障害はうつ病やアルコールによって悪化することもあるということについて悩んでいる方にアドバイスをお願いします!2
パニック障害はうつ病の合併症状として現れる事が多いようです。
まずは精神科に行き、その原因を探ってみましょう。
私は閉所恐怖症でパニック障害を起こしていましたが、アルコールを摂取するとその症状は頻発しました。
治るまでアルコールは控えた方がいいでしょう。
上記のようにアドバイスする根拠を教えてください
とにかく心拍数が上がらないように気を付ける事が大切だと思います。
アルコールは心拍数を上げるので、非常に危険。
人混みが原因の人、密室が原因の人など、原因は人によって違いますが、まずはできるだけその原因を避けるようにしましょう。
私は密室を避けるために、窓のない部屋を避けました。
外出先のトイレについても、できるだけ広いトイレを選びました。
自宅での入浴はドアを開けたまま。
家中すごい湯気になりますが、発作を起こして倒れるよりはマシだと家族にも理解してもらいました。
いくつもの原因を避ける事で症状は治まり、今は嘘のように安定した生活をしています。
どんなお仕事をしようか悩んでいるうつ病の方は多いかと思いますが、アドバイスをお願いします
何よりも室内が明るい事が一番です。
どんよりした空気や、暗い照明の中で仕事をしていると、気持ちも暗くて湿っぽくなっていきます。
それから、どこの職場でも苦手な人が存在するものですが、それでもできるだけ人間関係がいい職場を探す事が理想的だと思います。
うつ病だと、日ごろから精神的に不安定になってしまうので、有給休暇が充実している事も大切。
それから、仕事を探す時には福祉関係を通すといいと思います。
事情を話して、理解ある職場を紹介して頂ければ、何かあって休みたい時にはお話がスムーズになります。
まずはうつ病を治す事が大切なので、治療に専念できる環境を作りましょう。