今回も、うつ病で悩まれているあなたのために、同じく現or元うつ病患者の方の体験談およびぼくの視点をお伝えしていきます。
記事を読んだ後、あなたの人生がよりよくなることを目標に情報発信していきます。
さて、今回の体験談はMさんの体験談なのですが、「家族がうつ病を理解してくれない」ということについてです。
目次
家族がうつ病を理解してくれないということについてどんな問題があるのかを教えてください
私がうつ病の診断を受けたのは26歳の頃でした。
当時関東で一人暮らしをしていたのですが、医師の勧めもあり、一人は良くない、と言われ家族に相談したんです。
うつ病という言い方は避けました。
心が疲れた、という言い方をしたんですが、昔から家族を知っていた手前どんな反応かはわかっていたんです。
家族は心の病を理解してくれませんでした。
その為、そのまま一人で暮らすことを余儀なくされたんです。
仕事も休むことが出来ませんでした。
家族がうつ病を理解してくれないということについてあなたはどんな経験をしたのか教えてください
仕事が休めないままその生活を続けていて、とうとう事件は起きました。
当時私は接客業をしていたんですが、その時対応していたお客様の何気ない一言がきっかけで、職場で大号泣してしまったんです。
正直何故泣いたのかわかりません。
でも涙が止まらなかったんです。
さすがの様子に職場も気付き、その日は早退、そして医師の診断書の元、休ませてもらえるかと思いましたが、自主退職を勧められました。
収入も無くなり、生きることが出来なくなった時点でやっと家族が少し目を向けてくれたんです。
家族がうつ病を理解してくれないということについて悩んでいる方にアドバイスをお願いします!1
自分の弱さを知ることだと思います。
もう大丈夫、頑張らなきゃ、と自分に言い聞かせず、今はほんの少し休憩をしているだけなんだ、と考え方を切り替える必要があると思います。
上記のようにアドバイスする根拠を教えてください
家族と暮らし始めてからは、自分自身を責める毎日でした。
ご飯も食べさせてもらって、申し訳ない、という感情すら湧き上がってきて、何もかもが辛い毎日だったんです。
唯一の救いは仲のいい同僚でした。
私がどんなに辛かったか、ずっと傍で見ていて、時には支えてくれました。
辞めてからも何度も連絡をくれました。
ある日気分転換にドライブに誘われたんです。
人ごみに行くとパニックを起こしそうになる私を理解し、支えながら、綺麗な夕日を見せてくれました。
その時、家族と暮らし始めて、増々辛いことを相談したんです。
そしたら言われました。
学校も職場も休憩時間があるでしょ?
今は、貴方の人生の休憩時間なんだよ。治療じゃなくて休憩時間。
そのお言葉に救われました。
申し訳ない、という気持ちが少しずつ薄らいでいったんです。
家族がうつ病を理解してくれないということについて悩んでいる方にアドバイスをお願いします!2
私は精神科ではなく、心療内科に通院する事をお勧めします。
先生に心を開き、全ての自分をさらけ出しましょう。
上記のようにアドバイスする根拠を教えてください
私の自論ですが、うつ病は薬では治らないと思っています。
もちろん薬である程度気分の浮き沈みを緩和することは出来ますが、根本的な解決にはならない、と思うんです。
医学的な根拠とは違いますが、うつ病とは心に刺さった小さな棘が抜けずらくなっている状態だと思っています。
自分じゃ抜けないから誰かに手伝ってもらう必要があります。
抜けるまではチクチク心が痛むし、また要らない棘が増えます。
要らない棘を回避するのは薬だと思いますが、本当の棘を抜くのは人の力が必要だと思います。
精神科と違い、心療内科は処方より会話の時間を大切にします。
何を話してもいいんです。
大切なのは心を開く事。
病で閉じた心は開きずらいですが、せめて先生だけにでも心を開くことが出来れば、また元気な自分に戻れる日は近いと思います。
薬ばかり出す精神科ではなく、心療内科、お勧めです。
どんなお仕事をしようか悩んでいるうつ病の方は多いかと思いますが、アドバイスをお願いします
どんな仕事でもいいと思います。
駄目な仕事なんてない、自分のしたいことをしていいと思います。
敢えて言う必要もないと思います。
大切な事は、その仕事の中に、ありがとう、がある事だと思います。
自分なんか社会のゴミだ・・・と自分を責め続けた日々の辛さは想像を絶します。
でもあなたの大切な人はきっとこう思うはずです。
それでも生きていてくれて、ありがとう、と。
肝心な事は全てありがとうで繋がっていると私は思います。
まずは自分からありがとう、と口にする事。
するとありがとうの連鎖が始まり、自分を取り巻く環境はどんどん良くなっていきます。
気が付いたころには、きっと笑顔で生活している自分に気が付くはずです。