今回も、うつ病で悩まれているあなたのために、同じく現or元うつ病患者の方の体験談およびぼくの視点をお伝えしていきます。
記事を読んだ後、あなたの人生がよりよくなることを目標に情報発信していきます。
さて、今回の体験談はTさんの体験談なのですが、「季節の変わり目のうつ病の症状」についてです。
目次
季節の変わり目のうつ病の症状についてどんな問題があるのかを教えてください
秋から冬にかけてうつの症状がでてくることを「季節性感情障害(SAD)」または「反復性冬季うつ病」といいます。
季節の変わり目のうつ病の症状についてあなたはどんな経験をしたのか教えてください
私は毎年秋から冬、季節の変わり目にうつの症状が出ていました。
気圧が低くなったせいか頭が痛くなり、朝布団から出ることができない、どんなに寝ても眠くて眠くて仕方がない、午前中は気分がひどく落ち込む、イライラするなどの症状がでていました。
季節の変わり目のうつ病の症状について悩んでいる方にアドバイスをお願いします!1
病院に行き、うつと診断され仕事を休職しました。
とりあえず体と心をしっかり休め、動けるようになったら小さい作業からやっていくようにしました。
上記のようにアドバイスする根拠を教えてください
会社勤めであれば、まずは病院で診断書を出してもらい、休職の手続きをとることが大事です。
私の場合は、限界になったとき心療内科にかけこみ、診断書を出してもらいました。
次の日上司に伝え、ひとまずやっている仕事を引き継ぎ、その週まで出社したあと休職期間に入りました。
最初の週は家でずっと安静にしていました。「これでゆっくり休める」と思ったら心が少しずつ楽になっていきました。
病院の先生が「季節が安定すれば体も安定してくる」と言っていたのでそれを自分に言い聞かせました。
そして動けるときは、折り紙を折ったりして自分の好きな作業をやりました。
外に出れそうなときは1日10分程度から散歩することにしました。
季節の変わり目のうつ病の症状について悩んでいる方にアドバイスをお願いします!2
毎日少しでもいいので手を動かしたり、運動をしたりする。
できれば外に出かける。
いきなり長時間の行動はせずに短時間から始める。
上記のようにアドバイスする根拠を教えてください
私がうつになって最初にやったことは「折鶴を折る」ことです。
遠縁の親戚が病気になり、「何か私にできることはないか」と考えたとき出てきたのが折鶴を折ることでした。
単調な作業ですが毎日少しずつ増えていく鶴を見て「私でも人の役に立つことができる」と実感することができました。
毎日単調な作業ができるようになり、季節が安定してきたとき、散歩に出るようにしました。
最初は出られる時間に10分だけ、慣れてきたら午前中、朝の時間に30分~1時間散歩に行くことができました。
季節性の場合すぐに動くのではなく季節が安定するまでゆっくり待つことが大事だと思います。
どんなお仕事をしようか悩んでいるうつ病の方は多いかと思いますが、アドバイスをお願いします
人によってうつ病になる原因は様々なので一概には言えないのですが、人間関係で悩んでうつになった場合は次の仕事はあまり人と関わらない仕事が良いと思います。
例えば、工場の作業だったり、連続した人間関係が嫌だったら短期間の派遣や単発の仕事などが良いと思います。
長時間労働が原因でうつになったのなら、定時で帰れるような仕事が良いと思います。
あらかじめ残業時間を相談できる派遣や、最近は規制が厳しくなったこともあり、大きい企業ほど残業時間にうるさいのでそういったことを基準に仕事を選べば良いかと思います。
大きい企業のメインではなくサブの仕事(事務など)は定時で帰れる印象があります。