保育園では、お昼寝(午睡)の時間が必ずありますよね。
しかし幼稚園では、保育中お昼寝の時間がありません。
小学校に入学する直前までお昼寝をしている5歳児が多いのです。
それっていきなり小学校に行って、給食のあとに寝てしまわないか心配ではないでしょうか。
そんなわけで、保育園のお昼寝の必要性や小学校入学後について気になりませんか?
幼稚園と保育園のどちらも働いたことのある経験から、注目してみたいと思いますよ。
そこで今回は「保育園のお昼寝の必要性は?小学校入学は大丈夫なの?」についてご紹介します。
保育園のお昼寝の必要性は?
保育園では、一般的に朝7時から夜7時ごろまで預かってくれるところが多いです。
園によってはもっと保育時間が長かったり、24時間預かってくれるところもあったりしますよね。
やはり保育園で過ごす時間が長いので、お昼寝をして体を休める時間はとても重要になってきます。
保育園に通っている子の保護者は、フルタイムで働いていることが前提です。
5時ごろに近所に住んでいる祖父母がお迎えに来るという子もいましたが、ほとんどの子は6時以降のお迎えの子がほとんどでしたね。
もしお昼寝がなかったら、体力が持たず夕方ごろには眠くなってしまうでしょう。
もちろん乳児さんのうちは、お昼寝は必要不可欠です。
しかし、幼児さんになるとお昼寝は必要なのかと思う人も多いと思います。
眠くなってくると、ぐずってくるのでケンカやトラブルが多くなります。
体力を回復しないと、抵抗力が弱まり感染症になる危険も増えてしまいます。
フルタイムで働いている保護者にとって、子どもが健康で毎日保育園に通えることがどれだけ助かるでしょうか。
もし熱が出たり感染症に感染したりすれば、保育園は預かってくれません。
仕事を突然休むことも難しい場合には、子どもを預かってくれるところを探さなければいけないのです。
保育園ではどれくらいお昼寝しているの?
保育園では昼食のあとは、お昼寝タイムになります。
おやつである15時まではお昼寝をしていることになります。
しかし、0~5歳児まで全て同じ時間寝ているわけではありませんよ。
特に5歳児の場合は、活動や外で遊ぶ時間を長くして布団に入る時間を遅らせています。
それでも2時間は、寝ていますね。
幼稚園の生活リズムは?
お昼寝の時間がない幼稚園では、どのように過ごしているのでしょうか。
幼稚園の保育時間は、9時から14時というところが多いです。
お昼寝をしたくなるような時間までには、帰宅するということですね。
しかし最近では、朝と夕方の預かり保育を実施している園が増えてきていますよ。
これは社会のニーズに合わせて、幼稚園も変わってきているといえるでしょう。
それでは、預かり保育を利用している子はお昼寝をしているでしょうか。
私が勤めていた園では、3歳児のお昼寝はしていましたね。
しかし保育園から転園してきて、お昼寝の生活リズムが出来ている子やお迎え時間が遅く体力が持たない子でしたよ。
しかもお昼寝の時間は1時間程度で、2学期終わりころからはだんだんとお昼寝を卒業できるように仕向けていたのです。
お昼寝をしなくても良い体力が備わってきたというのがいえると思います。
体力を思う存分に使ったときは、6時には眠くなってしまって朝まで起きなかったという話もよくあります。
しかしだんだんと、生活環境によってそのリズムに慣れていくことができるのだと思います。
お昼寝を廃止する保育園も増えている?!
小学校入学するまでに、だんだんとお昼寝を無くすという保育園もあるようですね。
保育園生活では、お昼寝をすることで午後も元気いっぱい遊べていて良かったのです。
しかし、小学校のことを考えるとリズムを整えないといけませんね。
幼稚園の子どもたちは、夕方まで元気に遊べる体力がありますから、環境が大切だということですね。
小学校入学までには・・・
入学して初めのうちは、午前授業で早くに帰宅します。
そのあと学童保育に行くことになると思いますが、お昼寝の時間はありません。
昼食のあとにお昼寝をする習慣を5年も続けていたら、給食のあと眠くなるのは当然ですよね。
午後の授業は、眠くて眠くて仕方がないでしょう。
幼稚園に通っていた子と保育園に通っていた子の差が生まれてしまいます。
3月31日までお昼寝をしていた子が、4月1日からお昼寝をしない習慣がすぐ身に付くわけがありません。
小学校生活は、初めてのことが多く体力や精神力と共に消費するので尚更疲れるでしょう。
生活リズムを直すためには、最低半年から1年くらいはかかるかもしれませんね。
小学校生活を考えたら、入学に向けての準備としてリズムを整えることが必要だといえます。
お昼寝は必ずしも悪いとはいえません。
大人も昼寝をしすぎると、頭がボーっとしてしまいますよね。
寝る時間が大切なのだと思います。
小学校に向けて、お昼寝をしなくても良いリズムを体力を身につけていきましょうね。