仕事が終わり、子どもを保育園に迎えに行き、帰りの車の中…
子どもから、いろいろな保育園での出来事を聞いている中で、ある一言を聞いたことはありませんか?
「ママ、今日のおやつ、美味しかったの!お家でも食べたい!」という言葉です。
「美味しかったの、良かったね~。でも、お家でも食べたいか…」と悩めるママ!もう、悩む必要が無く、保育園で食べている美味しいおやつをご自宅で簡単に作ることが出来ますよ。
おすすめのレシピやなぜ、おやつが必要なのかをお話していきます。
保育園でのおやつはなぜ必要?
まず、保育園のおやつって、本当に必要?何食べているの?と思っているママさん。
答えは、もちろん、おやつは必要なことで、とても重要なものなのです。実は、子どもの胃の大きさは、大人の約3分の1。そのため、大人は一度に食べられる量は多いですが、子どもは少ないことになります。
さらに、大人よりも、たくさん身体を動かし、代謝が良い子ども達。想像以上に、エネルギーを使っています。この2つを合わせると、使用するエネルギーが多いのに対し、1回の食事では足りない栄養、エネルギーがあるということになります。
そのため、子ども達は、しっかりと栄養とエネルギーを補うために、おやつは重要な存在になっているのです。ある意味、おやつというよりは、食事の1つと考えたほうが良いと思います。
保育園のおすすめレシピ
さて、前述した通り、重要なおやつ。やはり、次に気になることは、どんなおやつを食べているのかですね。
保育園では、栄養士さんが考えた献立があり、時間をかけて作られたものばかりでは?と思う方も多いでしょう。筆者は、保育士なのですが、保育士の立場からも、「こんな素敵な美味しいおやつ、時間かかるのだろうな」と思っていたのですが…。
実は、誰にでも簡単に出来るおやつが多いのです!筆者も栄養士さんに聞いた時には、「え?これだけで出来るの!?」と驚いたほどです。
今回は、簡単で美味しいおやつのレシピ3つ、ご紹介します。
①「きなこマカロニ」
<材料>(1人分)
マカロニ 15g
きな粉 6g
砂糖 3g
塩 少々
<作り方>
1.マカロニを茹でます。
2.きな粉・砂糖・塩を混ぜたものに、ゆであがったマカロニを和えれば、出来上がり!
②「じゃがいも焼き団子」
<材料>(1人分)
じゃがいも 70g
粉チーズ 大さじ1
小麦粉 小さじ2分の1
片栗粉 大さじ1
コーン 15g
<作り方>
1.じゃがいもは皮をむき、柔らかくゆでて、マッシュします。
2.①に全ての材料を加え、混ぜます。
3.食べやすい大きさに丸めて、180℃で20分焼きます。
③「にんじんケーキ」
<材料>(1人分)
上新粉 15g
ベーキングパウダー 0.2g
さつまいも 10g
豆乳 5g
油 4g
三温糖 5g
にんじん 10g
オレンジジュース 5g
<作り方>
1.さつまいも、にんじんを茹でます。
2.上新粉とベーキングパウダーは合わせてふるいます。
3.さつまいもはしっかりとつぶすため、フードプロセッサーにかけます。この時、にんじんも一緒にしましょう。
4.②以外の材料を全て混ぜ合わせます。
5.④に粉類を加えて、さっくり混ぜ合わせます。
6.型に流し、180℃のオーブンで、20~30分焼いて、出来上がりです。
以上、3つがおすすめのおやつレシピです。
おやつを作る際に、子ども達と一緒に作り、楽しむことも良いことです。これも、食育の1つになり、子ども達も、作ることや食べることが、さらに好きになるかもしれませんね!
おやつを食べる時の注意は?
さて、おやつについての重要性やおすすめのレシピについて、話してきましたが、実は、おやつには、注意点があります。その注意点は、「チョコ」や「生クリームたっぷりのケーキ」などの嗜好品を与えないことです。
「おやつ作る時間もないし、面倒!」と思う人もいることでしょう。そのため、嗜好品ばかり与えているなんてことは、ありませんか?
最初にお伝えした通り、おやつは、食事のようなもの。嗜好品であれば、栄養を補うことには繋がりません。さらに、子どもが小さい時から、嗜好品ばかり与えることで、問題も起きてきます。
まずは、歯の問題。これは、嗜好品だけではなく、ジュースなども関係があるのですが、実は、こういうものを毎日摂取している子どもは、歯の基礎がしっかりと作られず、どんなに歯ブラシをしていても、丈夫な永久歯が生えてこないのです。
基礎がしっかりと作られないということは、虫歯になりやすいということ。虫歯ばかりで、歯医者通いは、子どもにとっても辛いものです。気をつけましょう。
次に、肥満の問題です。大人でも問題になっている肥満。小さい頃から、嗜好品ばかり食べていると、しっかりとした食事、いわゆる、一汁三菜でしっかりと栄養があるものを食べている子よりも、肥満になりやすいと言われています。
筆者も、1歳児クラスを担当していた際に、すでに肥満の問題を抱え、栄養士から保護者に指導されている子がいました。その保護者から聞くと、0歳児からクッキーや生クリームなど、保護者が食べているものをそのままあげていたとのことでした。その子の今後の生活が、ガラッと変わってしまうことにもなります。
もちろん、肥満だけではなく、栄養の偏りになり、体調不良の日が続くことが多いこともあげられます。
子どもの体調面、生活、様々なことに影響を及ぼすので、注意するようにしましょう。
まとめ
保育園のおやつについてだけではなく、おやつ本来のことについても、説明をしていきました。
おやつというと、大人から見ると、「楽しみ」「癒し」という感覚が多いかもしれませんが、子どもにとっては、「栄養を補う」「エネルギー補給」というほうが当てはまると思います。
もちろん、楽しみの1つでもあると思うので、前述した通り、家族でおやつを作り、一緒に食べて楽しむという「おやつの日」を作ってみてはいかがでしょうか?その日が、家族にとって、とても大事で、大好きな日になること、間違いなしです!
さらに、もしも、保育園で気になるおやつ、もしくは、子どもが食べたいと言ったおやつがあれば、保育士に聞いてみてください。保育士から栄養士に話がいき、レシピをゲット出来るかもしれません。私自身も、栄養士さんに聞いたことがあったレシピを、我が子に作り一緒に食べ、楽しんでいます!
ぜひ、家族で「おやつ」を楽しんでくださいね!