保育園では、朝から夜まで長い時間子どもたちが過ごすことになります。
天気の良い日は、お散歩に出かけたり園庭で遊んだりすることができますが、お部屋で遊ぶ時間も多いですよね。
保育園では、どんな室内遊びを楽しんでいるのでしょうか。
そんなわけで、保育園の室内遊びについて気になりませんか。
保育園で勤めていた経験から、保育園にあるおもちゃや人気の室内遊びについて、注目してみたいと思います。
そこで今回は「保育園ではどんな室内遊びをして過ごす?人気の室内遊びとは・・・」についてご紹介します。
保育園での過ごし方は?
朝早くから夜遅くまで、ほとんどの子どもたちが過ごす保育園。
室内遊びをする時間もとても多いので、おもちゃがとても充実していましたよ。
幼稚園にも自由遊びをする際のおもちゃがありましたが、保育園のおもちゃの種類の多さに驚きましたね。
保育園での過ごし方は、こんな感じで1日が過ぎていました。
登園・朝の支度→室内遊び→朝の会(挨拶や出欠確認)→午前の活動→室内遊び→昼食→午睡→おやつ→室内遊び→お迎え
保育園や年齢によっても内容は異なると思いますが、ざっくり保育園の1日を紹介してみました。
午前中の活動は、4.5歳児はクラス単位で製作や歌・リズム遊びなどを行っていましたね。2.3歳児は室内遊びをしながら、机に3~4人呼んで個々に製作する感じでした。
小さいクラスほど室内遊びの時間が多いということになります。
天気の良い日は遠くの公園まで行って、遊んでくるなんてこともありましたね。
幼稚園では必ず毎日の活動が決まっていました。
クラス単位で1時間ほど、製作や歌・リズム・ゲーム遊びなどを行います。
そのため自由遊びの時間は、とても短くあっという間に降園時間になってしまいます。
おもちゃが少なくても、子どもたちに工夫してあそびを広げて楽しんでいましたよ。
幼稚園だから集団活動が多いとか、保育園だから自由な時間が多いなどとは一概には言えません。
教育方針は園それぞれ違いますが、保育園のほうが過ごす時間が長いので、それに伴って室内自由遊びの時間も長くなると思います。
保育園の室内おもちゃってどんなもの?
保育園は座って遊べるおもちゃの充実が素晴らしかったですね。
パズル・ぬり絵・工作(チラシ)・お絵かき・釘打ち・ビーズ・トランプ・かるた・絵本・折り紙・あやとり・おままごと・お人形遊びなどです。
たくさんのおもちゃがあるので、飽きずに集中して遊ぶことができていましたね。
お友達同士で遊ぶ子もいれば、一人で集中している子もいました。
毎日、おもちゃで遊ぶ機会があるので、3歳児でもトランプのルールが完璧でした。
先生よりも遊び方に詳しい子もいて、驚かされました。
自分で好きなおもちゃを選ぶので、興味のあるもの・ないものがはっきりと分かれているように感じましたね。
人気の室内遊びとは・・・
人気だったのは、空き箱や空き容器を使った工作です。
自分たちで想像を膨らませて、自由に作ることができるので、夢中になって取り組んでいましたよ。
また折り紙の折り方の本を見ながら、一生懸命作っている子も多くいました。
自由な室内遊びの時間は、異年齢で過ごすことが多かったので、教えたり教えてもらったりしながら楽しんでいました。
子どもたちが自由に遊べるおもちゃ以外にも、体操や盆踊りなど室内で体を動かせる遊びは盛り上がっていましたよ。
特に梅雨の時期は、室内で過ごす時間が多くなるので、力を発散するためにも活動の中にたくさん取り入れていました。
外部から講師を呼んで、週1回体操教室が開かれていました。
初めてのことに挑戦するのはとても新鮮で、子どもたちも目をキラキラと輝かせていたのが印象的でしたよ。
幼児クラスでは、集団でのルール遊びも人気があります。
簡単なルールが分かってくると、みんなで遊ぶ楽しさを味わえるようになりますよね。
ハンカチ落としやフルーツバスケットなどは3歳児から遊ぶことができます。
乳児クラスの室内遊びとは・・・
乳児クラスでも幼児クラスと同じように、おもちゃがとても充実しています。
落ち着いて遊べる工夫や集中にして取り組める工夫がいっぱい詰まっていると思います。
あまりに持て余してしまうようなときは、園内のお散歩に出かけたりしていました。
保育士一人につき、2~3人の子どもたちで園内を探検して回るのです。
幼児クラスが何をして遊んでいるのか見に行くこともありましたよ。
ずっと室内遊びをしているよりは、気分転換にもなって良いと思います。
室内遊びで力を発散しよう
室内遊びでは、力を発散させることが大切になります。
雨の日は外に出ることができず、力を発散することが難しい状況ですよね。
室内は走り回ることもできず、体力が有り余ってしまいます。
そういった状況になると多くなるのが、怪我やケンカなのです。
室内でも体を大きく動かしたり、遊びに夢中になったりすれば、気持ちや力を発散することができますよね。
安全に室内遊びを楽しむには、子どもたちを飽きさせない工夫が必要かもしれませんね。
保育園は、とてもおもちゃが充実していると思います。
遊びに集中していると、あっという間に時間が過ぎてしまうので、お迎えにこない寂しさを感じることはありません。
また保育園生活がとても充実したものになるでしょう。
集団遊びのルールが分かる年齢になってくれば、積極的に取り入れていくことも大切ですね。
子どもたちの関わりをより密にしてくれるきっかけともなることでしょう。