子育てに協力的な父親が欲しい!
そう思ったことはありませんか?
世のお母さん方は、子育てに協力的になってほしいと懇願しているかもしれませんね。実は、世のお父さんも子育てをしたいと思っているのです。しかし、ここで問題です。
なぜ、お父さんも協力していきたいと思っているのに、懇願しているお母さん方がいるのでしょうか?
今回は、父親と子育てについて、父親目線、母親目線の両方で話をしていきましょう!
目次
父親がなぜ子育てをしない?
父親であるのに、なぜ子育てをしないのでしょうか?
それは…まず、父親である意識が母親よりも遅いことが原因です。
母親は、自分のお腹の中に新たな命を宿し、10ヶ月もお腹の中で成長を間近で見ることができ、さらには、大変な思いをして、出産し、すぐに子育てがスタートします。しかし、父親はどうでしょうか?
奥さんのつわりの介護をし、お腹がだんだんと大きくなるのを見ながらも、一家の大黒柱になるために、仕事により励まなくてはと思うでしょう。そして、出産の立会いをし、感動をした同時に、「はい、お父さん!」と助産師さんから言われると、急に固まってしまう父親は少なくないでしょう。
「頑張った奥さんにありがとう」、「自分の子どもなんだ」と少しずつ気持ちが出てきますが、父親になるために、何かをしたわけではありません。そのため、気持ちが追い付いていかないのです。
そして、(ここは、家庭環境で変わるかもしれませんが…)赤ちゃんを初めて出会い、どう抱っこするのか、どうすれば良いのか、一切わからず、頭が真っ白になる人もいます。母親は母親学級などがあり、勉強しているかもしれませんが、父親は、一所懸命働いていたので、勉強や人形などでの練習は一切にやらずに、我が子を抱く可能性も高いです。
そのため、「子育てしたい」「協力したい」と思っても、どうすれば良いのかわからず、ただただ会社へ行き、仕事をすることが中心になってしまうのです。
母親が思う協力してほしい部分とは?
前述では、父親目線で話をしてきましたが、母親だって言い分はあります!
母親も、大きなお腹になり、すくすく育っている我が子に喜びはあるものの、出産や子育てに対する不安はかなり大きいもの。母親だって、子どもがお腹の中にいたって、出産したって、自分が母親になるという思いが追い付くかと言われれば、正直わからないもの。
しかし、小さな命が誕生し、自分がしっかりと育てなくてはいけないという母性が出てくるのでしょう。だから、母親という意識というよりは、この子をしっかりと育てなくてはという意志で、毎日頑張っているのです。
では、そんな不安を抱えた母親たちが父親にして欲しい、協力して欲しいことは何でしょうか?
実は、簡単なこと。
「子どもと遊んでほしい」のです。
子どもと散歩に行く、子どもと絵本を見る、子どもと玩具で遊ぶなど、子どもとたくさん関わってほしいのです。それは、父親が遊んでいる間に、母親は、家事や掃除をこなしたり、少し気持ちに余裕が持てたりします。
母親は365日、24時間、子どもです。自分の時間を作ることが難しいことが現実。そのため、父親が子どもと遊んでくれるだけでも、子どもが自分から離れ、母親自身に余裕ができます。
やはり、余裕がないと、イライラし、子どもや旦那さんに関わる時に、イライラがぶち当たったり、疲労困憊になったりしかねません。
だからこそ、父親の子育ての協力が欲しいと懇願するのです。
父親が子育てに協力的になるには…?
上記の通り、お互いの言い分は分かったと思いますが、読んだだけでは、「はい、そうですか」にはならないですよね?
でも、あるポイントを使うことで、父親も子育てがわかり、さらに楽しくなり、いつの間にか、協力的になることが!母親もいらいらせず、一石三鳥くらいのポイントをご紹介します!
協力するようになるためのポイント①
まず、1つ目は、父親と母親と子どもの3人で遊びましょう。
誰だって、「はい、遊んで~」と言っても、どうすれば良いかわかりません。普段、どうやって遊んでいるのか、どんなお散歩をしているのか、どんなことが自分の子どもは好きなのかを知ってもらいましょう。
3人で遊んでいると、父親も自分が幼いころ遊んだ遊びを思い出し、一緒になって、楽しむことができるかもしれませんよ。そして、新たな遊びも発見出来るかもしれません。
遊びが広がることは、子どもの成長を促すことにも繋がりますからね!
そして、子どもにとって、パパとママと遊んだことは、何よりも一番幸せな時間だということを知り、父親にも伝えていきましょう!
協力するようになるためのポイント②
2つ目は、「母親が前に出ないこと」です。
1つ目で言ったように、一緒に遊んでいても、母親が前に出てしまっては意味がありません。
「前に出てないし!」と思ったお母さん!ちょっと思い出してみましょう。
例えば、散歩に行ったとしましょう。その際に、「さ、こっちはいつものコースだから、こっちね」などと母親が仕切ってしまったり、転んでしまった時に、すぐに母親が手を出してしまったりすることがありませんか?
そのことこそが、「前に出てしまうこと」です。
もしも、3人でお散歩に行く時には、いつもと違うコースと考えず、「今日はパパも一緒だし、どこに行きたい?」と子どもに聞いてみたり、「パパとどっちに曲がるか決めてみて」と子どもと父親に考えさせたりするようにしましょう。
心の中では、「違うのに!」と思っていても、少し我慢しましょう。グッと我慢していくと、父親と子どもの関わる姿を見ることができ、子どもも父親も新たな一面が見えてくるかもしれませんよ!
協力するようになるためのポイント③
最後に、「父親を褒めましょう」。
誰でも、初めてすることには不安で、合ってるのかどうかわからず、嫌になり、逃げたくなるものです。反対に褒められるとどうでしょう?褒められると、人は伸びると言いますが、ずばり、そのことです!
父親も母親も不安なのですから、まずは、子どもだけではなく、父親のことも褒めましょう!
例えば、「パパと身体動かして遊ぶの好きみたいで、○○ちゃん、ニコニコだわ!パパ、遊び方上手~!」と。
褒めることは、本当に魔法の言葉に変化します!上記の例を聞いたパパは、「よし!じゃあ、身体動かして、もっともっと遊ぶぞ~!」とやる気を出すに違いありません。
もちろん、遊びだけではなく、オムツ替えなどについても、「最初はドキドキだったけど、どんどん、上手になっていくね!さっすが、パパ!」と伝えると、子どもだけではなく、パパも笑顔が出てきます!
褒めると、どんどん積極的になること間違いなし!
まとめ
父親と母親では、子育てに対して、不安があることは一緒です。みんなが初めてですから、当然のことです。
しかし、不安から逃げてはいけません。目の前の子どもは、一生懸命生きています。そのパワーをもらいながら、逃げずに、父親・母親協力して子育てしていきましょう!
ちなみに、筆者も旦那さんを褒めに褒めちぎりました。さらに、自分自身のやり方と違っても、とりあえず、褒め、認めていくことも追加!1ヶ月も経たずに、何も言わずとも、オムツを取り換え、休みの日には、子どもと散歩やお出掛けをする日々。
私自身もイライラが少なくなり、余裕を持って、子どもにも旦那さんにも接することができます。そして、心から「ありがとう」と感謝することができるようになりました。
やはり、余裕がないと、感謝の気持ちも伝えられず、イライラしてばかりで、疲労困憊に…と悪循環ですが、少しのことを行うだけで、一緒に子育てし、楽しむことが出来るのです。
まずは、お母さんの方から第一歩を踏み出し、子育てをお父さんと一緒に楽しみましょう!