お正月の縁起物にはどんなものがある?それぞれには意味がある?

お正月は1年の中で1番日本を感じることができる行事ですよね。

よく縁起が良い・縁起物なんて言葉を聞きますが、お正月の縁起物にはどんなものがあるのでしょうか。

お正月に飾ってあるものは、すべて縁起が良いと思ってしまいますが、どうなのでしょう。

 

 

そんなわけで、お正月の縁起物やその意味について気になりませんか。

 

 

そこで今回は「お正月の縁起物にはどんなものがある?それぞれには意味がある?」についてご紹介します。

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そもそも縁起が良いとは?

よく耳にする言葉ではありますが、縁起という言葉の意味を深く考えることはないですよね。

そもそも縁起という言葉は、仏教の基本思想を表わす言葉だそうですよ。

全てのものは縁によってつながっているという意味だそうです。

生きている誰もが孤独というわけでなく、数え切れない因縁によって支えられているという本来の深い意味があるみたいです。

 

 

今のように縁起が良い、悪いという言い方は少し本来の意味と違ってしまっているようですね。

縁起という言葉が仏教から来ていることは考えもしませんでした。

 

 

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縁起物とその意味について

お正月に関するものは、すべて縁起が良さそうに感じますよね。

どんな縁起物があるのか、その意味についてご紹介します。

 

 

門松

お正月の玄関飾りとして有名な門松。

最近では、会社やお店などでしか見かけなくなりましたよね。

 

 

松は「神を待つ」という意味があるそうですよ。

松竹梅のそれぞれが長寿の象徴とされている縁起物だそうです。

お正月にやってくるといわれている歳神様も、この門松を目印にやってくるそうです。

昔は、門松がないと歳神様が通り過ぎてしまうと言われていたくらい大切なものだったそうです。

今ではお正月飾りしか飾らない家庭が増えてきたので、お正月飾りを目印にしてやってくるそうですよ。

 

 

歳神様とはお正月に各家庭にやってくる神様のこと。

人々は農作物の豊作を願い、歳神様を大切にしてきたといわれているそうですよ。

お正月にお迎えしおもてなしをすることで、この1年間は食べ物に困らないといわれているみたいです。

 

 

おせち料理の重箱

最近ではおせち料理をご家庭で作るという人は、減ってしまったのではないでしょうか。

おせち料理は、歳神様をおもてなしする料理といわれていますので、お正月には昔から食べられていた料理だそうです。

おせち料理があると、お母さんも献立メニューを考えたり作ったりする手間がなくてのんびりとお正月を過ごせますよね。

 

 

最近はデパートや料亭などで重箱に入ったおせち料理を販売していますよね。

おせち料理の重箱にはさまざまありますが、正式には4段重ねた重箱がとても縁起が良いとされているみたいですよ。

完全を表わす「3」の数字に1つ足して「4」の数字にすることで、さらなるご利益をあげようという考え方があるためだそうです。

 

 

「4」という数字を聞くと、少し不吉だなと感じてしまいそうですよね。

しかし「3」に一つ足しているという考え方を見れば納得です。

 

 

そして重箱の中に詰めるおせち料理それぞれにも、意味や願いが込められているといわれているみたいです。

黒豆は「まめ」という言葉が真面目や健康を表わしているようです。

「まめ(真面目)に働けますように」「まめ(健康)に暮らせますように」といった願いが込められているようです。

 

 

そして数の子はにしんの卵ですよね。

にしんは、卵を多く産むといわれているので子孫繁栄を願っているのだとか。

 

 

めでたい席には、よく並ぶ海老も縁起物の一つですよね。

朱色がとても華やかで良いことからおせち料理に入っているようです。

海老の姿が腰を曲げているように見えるので、腰が曲がるまで長生きできますようにという願いがあるそうですよ。

 

 

このようにおせち料理は、ただ保存が利くものではなく、昔の人がこの1年幸せなことがたくさん起きるようにと意味や願いが詰まっているようです。

お正月は毎日おせち料理ばかりで飽きてしまう人もいるでしょうが、昔の人の願いを知っておくと少し変わってくるかもしれませんね。

 

 

初夢

初夢は1月1日の夜から2日の朝にかけて見るものをいうそうです。

今年初めに見る夢だから、元日の朝に見た夢かと思っていましたが、違うようですね。

 

 

「一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)」という言葉を聞いたことがありませんか。

これらを初夢にみると、とても縁起が良いとされているもののようです。

この言葉がいわれるようになったのには、さまざまな説があるそうです。

徳川家康が好きなものを表わしているともいわれているのです。

家康の好きなものがいつのまにか、縁起の良い初夢になっていったことが不思議ですよね。

 

 

そしてこの言葉には続きがあるそうですよ。

「四扇、五煙草、六座頭(しおうぎ、ごたばこ、ろくざとう)」というそうです。

「四扇」が扇の広がっていく様子から末広がりの意味を持ち、子孫繁栄や商売繁盛。

「五煙草」は煙が上がっていく様子から運気が上昇していく。

「六座頭」が琵琶法師の座に属する剃髪した盲人のことで、毛がない様子から怪我ない。

 

 

初めて聞いた言葉ですよね。

まさか続きがあったなんて知りませんでした。

しっかりと意味があるようですが、初夢に見るには難しそうなものばかりですよね。

 

 

お正月には縁起が良いといわれているものがたくさんありましたね。

特にお正月には縁起という言葉をよく聞く気がします。

本来の「縁起」という言葉の意味を心に留めて、お正月も縁起良く過ごしたいですよね。

 

 

ちなみに、お正月については他にも記事がありますので、詳しくはこちらをクリックしてくださいね。

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