振袖といって思いつくのは「成人式」ではないでしょうか。
成人式には、色鮮やかな振袖を着て参加する女性が多いですよね。
そんな振袖を成人式の時に買ってから1度も着ていないという人はいませんか。
たしかにあまり着ていく場所がないですが、せっかくならお正月に振袖を着て初詣に行きたいですよね。
そんなわけで、お正月に成人でなくても振袖を着ても良いのか気になりませんか。
お正月に着ていたら、成人と間違われそうですよね。
そこで今回は「お正月に振袖を着るのは成人だけ?いつまで着ても良いの?」についてご紹介します。
目次
振袖の種類とは?
振袖といっても、3種類あるみたいです。
振袖のランクはさまざまですが、どこに着て行っても大丈夫のようですよ。
小振袖
比較的気軽に着ることができる袖丈が80cm未満のもののようです。
袖が短いので、立ち振る舞いもあまり気にすることなく着られそうですよね。
小振袖を1枚持っておくと、ちょっとしたお出かけなどに着られて便利だそうですよ。
日本に生まれたなら、着物の文化を楽しみたいですよね。
中振袖
袖丈が90~102cmのもののことを呼ぶそうです。
中振袖からは礼服として扱われるみたいですよ。
大振袖
もっとも格式が高いのが大振袖みたいですね。
袖丈が114cm程度あるので、非常に華やかな印象を受けるようです。
成人式に着るのは、大振袖で豪華な帯や草履、髪飾りなどで装飾して20歳の門出をお祝いしますよね。
また結婚式に着ていっても問題はないようですが、デザインが豪華すぎると花嫁さんより目立ってしまうことがあるので、気をつけなければいけないそうですよ。
振袖は、着付けるのもずっと来たままいるのも大変なんですよね。
晴れの日にはぜひ振袖を着て出かけたいですよね。
振袖は何歳まで着られるのか?
振袖は一体いつまで着られるのか困りますよね。
何となく独身時代だけ着られるものという印象はあります。
江戸時代以降「振袖は未婚の女性が着るもの」という風習が広がっていったそうです。
ずいぶんと前からあった風習なのですね。
もし振袖を持っていても、結婚式などで着るにはけっこう抵抗がありませんか。
振袖を着ているだけで「私は独身ですよ」と強く主張しているような気すらしてしまいます。
基本的には未婚であれば年齢制限はないようですよ。
昔は結婚平均年齢が女性23歳だったそうです。
結婚が早かったので、未婚の女性が着ていても自然だったのですね。
最近では結婚年齢の平均が上がっていますから、世間的には振袖は20代までが着られるものという認識が強そうですね。
また1度結婚した人は着てはいけないそうですよ。
つまりバツがついている人は、着てはいけないということのようですね。
せっかく成人式に買った振袖は活用しておきたいところですけどね。
結婚後、振袖に代わるものは?
結婚した後も、親族の結婚式など着物を着る機会もありますよね。
振袖を着ることはできませんが、振袖に代わるものは何でしょうか。
それは「留袖(とめそで)」と呼ばれる着物のようです。
「色留袖(いろとめそで)」と呼ばれるものもあるみたいですよ。
袖が短く、とても動きやすい着物のようです。
お祝いの席にさらっと着物を着こなせる人は、素敵ですよね。
お正月に振袖を着ても良いの?
お正月は着物を着ている人が多く見られますから、自分の持っている振袖を着たいという人も多いでしょう。
振袖には成人式というイメージが強くありますよね。
特に着てはいけないという決まりはなくて、振袖はいつ着ても良いそうです。
初詣に行くときに着ていくと、とても気持ちが引き締まりそうですし華やかになって良いですよね。
ただし、自分や家族など周りに着付けができる人がいないと大変そうですよね。
振袖を着ていくのなら三が日?
江戸時代には「着衣始め(きせはじめ)」といって、正月に着物を新調する習慣があったそうです。
そのため正月の三が日に着物を着ると、縁起が良く運気が上がるといわれているみたいですよ。
どうせ着物を着るのなら、お正月から縁起を担ぎたいですよね。
江戸時代までは、ほとんどの人が着物を着ていたので振袖の文化や風習もその頃にできたのですね。
振袖を着たときに気をつけることは?
振袖を着ているといつものように動くことができないですよね。
もし初詣に行く際は、事前に着物を着ていくことを伝えておくと良いみたいです。
突然、着物を着て現れるのもサプライズ感があって良いのですが、歩くスピードも違うでしょうし、配慮しなければならないことも多いそうです。
長い時間立っていたり、歩いたりするのはきついですよね。
同行者も着物を着ている人に合わせなければならないので、意外に大変なこともありそうです。
お正月の振袖は、とても華やかで良いですよね。
普段はなかなか着られない人もお正月なら着やすいのではないでしょうか。
最近は日本好きの外国人のほうが日本に詳しかったりもしますが。
日本ならではの文化や風習をこれからも大切にしていきたいですね。
ちなみに、お正月については他にも記事がありますので、詳しくはこちらをクリックしてくださいね。